satoyamahanako’s blog

里山で炭を焼いて暮らしています。

がんばりました。

今日、生まれて初めて一人で高速道路を運転しました。
わたしは村に移住するために運転免許証を取得して、基本的に村の中でしか運転をしません。高速道路とかね、もうありえない、と思ってたんですけど、今日はどうしても一人で出かけなくてはいけなかったので、挑戦しました。

すごい達成感です。大観衆のなか、涙を流しながら勝利宣言をする、あの感じです。
いやー怖かった。村では60キロまでしか出さないので、それ以上のスピードを体が拒否する。どうしても右足がアクセルをさらにグイッと踏み込もうとしない。そこを無理に踏み込む。全身が緊張でガチンガチンに固まるから、それがまた怖い。ハンドルが滑らかに回っていかなくなる。深呼吸深呼吸。緊張がゆるむのもまた怖い。リラックスしてる場合じゃないだろ、このエマージェンシー・・なんで後ろから車が来るんだろう、わたし緊張してるのに。
おまけにトンネルが多い。慣れないスピードだけでも怖いのに、トンネルまである。抜けても抜けてもトンネルが出てくる。助手席に座っててもトンネル嫌いなのに、初めての高速でこんな速いスピードで後続車までいて、トンネル。またトンネル。。。

帰り道どうするかなー、下道で帰るかなーと迷ったけど、下道は信号機がいっぱいあるし、交差点もいっぱいあるし、坂道発進もあるし、車もいっぱいいるからやめた。
信号機とか坂道発進とか何言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、うちの村には信号機がないのです。交差点と呼べるような交差点もありません。車通りも少ないです。わたし向きです。
うちの車はマニュアル車で、わたしは運転が下手くそなので、アクセルとブレーキを間違えやすいオートマ車よりマニュアル車のほうが安心できて好きなんですが、都会の車がたくさんいる交差点で坂道発進しなくちゃいけないのはね、1回で成功しなくてはいけないから、とても心臓に堪えます。

でも帰り道は行きほど怖くなかった。
「なんかトンネルの数も帰り道のほうが少なかったよ。すごく運転しやすかった」と夫に報告したら、「行きと帰りでトンネルの数が違ったんだー。それはブログに書いておきなさい」と言われたので、書きました。
夫の意見では、行きと帰りでトンネルの数が違うってことはないと思うとのことでした。わたしの体感では帰りは3分の1くらいに減っていました。だから、行きと帰りは山を挟んで全然違う場所に道路があるんだなと思っていました。